【災害時】仮設トイレとは?


主な特徴
- 迅速設置が可能
必要な場所に素早く設置できる設計。 - コンパクトで移動が容易トラックや軽車両で運搬でき、避難所や仮設住宅近くに配置可能。
- 衛生面の配慮消臭効果や抗菌加工された製品が多く、避難所での衛生問題を軽減。
- 耐久性と安定性地震や台風などの過酷な環境にも耐える頑丈な設計。
優れた点・事後処理
- 衛生状態を保つ消臭剤や凝固剤で汚物処理を簡単かつ衛生的に。
- 資源を節約水を使わずに処理可能な乾式トイレが災害時に非常に有効。
- 多様な選択肢和式・洋式、手洗い機付きなど、避難者のニーズに応じた製品を選択可能。
- 防臭・抗菌加工避難所での使用頻度が高くても、快適な環境を維持できる。
- 再利用可能繰り返し使用可能な部品が多く、災害ごとに活用可能。
備蓄の目安
- 避難所の規模に応じた計算避難者30~50人に1台の仮設トイレが目安(状況に応じて調整)。
- 災害の初期段階では3日分の備蓄を推奨。家庭用備蓄簡易型トイレを1人1日3回使用を想定し、最低1週間分(21回)を備蓄。
- 自治体の備蓄計画自治体は避難所の収容人数をもとに必要な台数を準備。
処理方法
- 設置:安全な場所を選び、仮設トイレを組み立てます。トラック積載型の場合は展開するだけで設置完了。特に高齢者や女性の避難者が利用しやすい場所を優先する必要がある。
- 使用:汲み取り方法や汲み取り体制等、維持管理のルールが必要である。臭気対策も必要となる。
屋外で使用するため、トイレの周辺や室内に照明を設置する等、安全対策が必要である。 - 清掃:災害時に衛生面に配慮した継続的な清掃を避難者が行う。トイレの使い方、手洗いの方法、掃除の方法等を周知するための手段についても、あらかじめ準備をしておく必要がある。
参考:【内閣府】避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(P20:衛生管理に必要な備品の例)
- 撤去:災害状況が落ち着いた後、仮設トイレを撤去し、再利用可能な部品を保存。